体調改善のためのキャットフード

飼い主なら、愛猫がいつまでも元気で健康に生きて欲しいと思うはずです。しかし、生き物である限り体調には変化があります。猫の体調不良の原因は様々ですが、もっとも大きな理由が「水分不足」です。

猫は水を飲むのが下手で、特にドライキャットフードをメインの食事にしている場合は、水分不足になりがちです。水分不足になると代謝が悪くなり様々な病気を引き起こしやすくなります。まずは、しっかり水を飲むような習慣をつけることが大切です。

もうひとつ、体調不良の原因として考えられるのが、キャットフードです。キャットフードの中には粗悪な原材料や危険な添加物を使用しているものも少なくありません。

平成21年のペットフード安全法の施行により、ペットフードに含まれる農薬や添加物などの規制が明確になりました。しかし、「エトキシキン」や「BHA」「BHT」などの発がん性が危惧されているものの使用は認められています。また、合成着色料などの中にも健康を害する恐れのあるものも使われ、決して安心安全とは言えません。また、キャットフードの「嵩上げ」のために、トウモロコシや小麦などの穀類が使用されています。

このようなキャットフードを継続的に食べていると、「毛並みが悪くなる」「便秘」「アレルギー」などの体調不良が出てきます。

アレルギーの原因でもっとも多いのが、ペットフードに含まれる穀類です。「グレインフリー(穀物不使用)」のキャットフードに変えてアレルギーが消えたという声も少なくありません。

毛並みが悪くなる原因は、キャットフードに含まれる栄養素です。質の良いたんぱく質を使用したものがベストです。また、必須アミノ酸の中でも、リノール酸やアラキドン酸、オメガ3(α-リノレン酸・EPA・DHA)なども効果的です。

便秘には、食物繊維が配合されたキャットフードがオススメです。

この他、愛猫の体調不良には様々なものがあります。その原因を把握して症状の改善に効果があるキャットフードを選ぶことが大切です。